交通渋滞に見る中国の社会性

2008年07月31日 10:40

毎日交通渋滞が酷い。特に夕方の時間帯。昨日は東北路(高架道路)を時間帯封鎖の処置を講じていた様で、一般道がこれまたすごい状態に陥ってしまった。昨年大連に着任した当時、こんなに混んでいただろうか?上海に比べて車の数が少なく、交通渋滞もなくて快適だと報告したことを思い出す。

渋滞のメカニズムってあるんだろうが、要するに道路を走る車の数が特定されたある地域に限って増えているということ、そして同じ時間帯に同じ方向へ向かおうとする車が多いということ、それは同じような目的で動いている人が多すぎるということに要約されるのではないだろうか。

人の行動のその目的が良く似たものであるなら鉄道などの大量輸送手段の整備でかなり改善できるように思うが、東北路の場合、平行して鉄道が走っている。にも拘らず渋滞を巻き起こすのは実に不可解である。

一般道路の渋滞が始まると物凄い状態になる。前方が支えるので進むとしてもノロノロした速度になり、5m進んでは止まり、3m進んではまた止まる。信号機のある交差点内でもそんな状態になるので渋滞している側の車線の車は交差点内に止まって、もう一方の車線を封鎖する形になる。封鎖された側の車線の車は交差点の両脇で動けなくなり立ち往生してしまう。こんなことを繰り返しているのである。

これはマナーに起因する問題で、信号が変わりそうな交差点に入らないという常識的なマナーを守れば幾分か、いやかなり渋滞は緩和できるように思う。しかも歩行者はこの場合まったく無視された存在になる。目の前で車が横断歩道を封鎖してしまって道を渡れない歩行者が群れを成す。人一人が通れないほど車間を詰めてしまうのだ。実に意地が悪い行動である。

それは特にお年寄りやお体の不自由な人にとっては真に厳しい交通地獄と化す。まさに昨日見た光景なのだが、杖をついたお年寄りのご夫婦が立ち往生してしまっている。うまく横断できるかずっと気になって注目していたが、僕の乗った車がその交差点を通過するのに費やした10分の時間が経っても渡れないままだった。

ところで大連にはある特別な婦人警察隊の存在がある。いずれの隊員も美形揃いで大連の名物のひとつになっている。この特別な隊員になるにはかなりの狭き門と聞いた。
dai-fujin.jpg
毎朝中山路人民公園の交差点で交通整理を行っており、それを毎朝見るのが僕の日課になっている。しかしここでも交通整理とは車の渋滞を緩和する目的のみに徹していて、歩行者は無視されている。

停滞する左折車線の車の溜まり具合を見計らって直進車を止めるタイミングがあるが、横断歩道を渡たろうとする歩行者の歩行するタイミングは終ぞやってこない。歩行者は走りくる車の間隙をぬってタイミングよく飛び出す以外に方法がないのである。真に弱者には酷な中国社会である。

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警戒強まる今日この頃

2008年07月30日 12:26

最近にわかに公安の外国人に対する取り締まりが強化され、そんじょそこらで外国人を呼びとめ職務質問が増えてきているそうだ。これもまた北京五輪の影響と言う。

少し前のことだが僕の自宅マンションにも警官が二人訪問してきて、ビザと公安発行の居住許可書類を見せろと眉間にしわを寄せて言う。勿論僕はきっちりその辺の手続きは済ませているのでなんら問題はなかった。それからまた数日後、今度はマンション1階のロビーで張り込みのような形で外国人と見るやパスポートの提示を迫っている。当然僕も呼び止められパスポートを見せた。

外国人は常時パスポートの携帯を義務付けられているので、持っていないと言うと家の玄関まで着いて来られ、パスポートを見せないといけない。ある日本人は「家には置いてない、会社にある」とか返答すると、「会社へ電話してここまで届けてもらえ」と言われている。義務に違反しているので問答無用である。

また行きつけの居酒屋で聞いた話によると警官が店に入ってきて片っ端から日本人にパスポートの提示と居住の届けを出しているか迫っているそうだ。当然営業時間にであるから店としても堪ったもんではない。ここまでして警戒を強めないといけない理由は、チベット騒乱や聖火リレーへの抗議行動などで、欧米を中心に高まった反中意識に対する強い警戒感があるとみられる。用心深さは相当なものだ。

北京五輪委員会がこのほど発表した「外国人の出入国と中国滞在期間中の法律指南」(57項目)は、国家の秩序を乱した者には刑事責任を問うという厳しい内容だ。また、会場で宗教や政治的スローガンを掲げることを認めないほか、外国人宅に宿泊する場合の届け出を義務付けるなど、外国人の行動を統制しようという中国政府の意図がうかがえる。


では今日は仕事が暇なので五輪期間中に中国を訪問される日本人の皆さんのためにその法律指南を掲載しよう。


■外国人の出入国と中国滞在期間中の法律指南

 (1)中国は法に基づいて外国人の合法的権利を守る。

 (2)中国の法を順守し、国家の安全を脅かしたり、公共の利益を損害または公共の秩序を破壊してはならない。

 (3)行政機関の処理に不服の場合、行政訴訟などを提起できる。

 (4)弁護士を雇用できる。

 (5)未成年者はディスコ、ネットバーなどそぐわない場所に出入りできない。未成年者に色情、暴力性のある出版物や音楽画像製品を販売してはならない。

 (6)ビザや証明書を改竄(かいざん)してはならない。

 (7)入国前にはビザが必要。

 (8)次のような外国人は入国できない。

  中国政府に強制退去させられた者▽入国後、テロ、暴力などの活動を行うと認識された者▽密輸、麻薬販売、売春をすると認識された者▽精神障害、ハンセン病、性病、開放性肺結核など伝染病を患う者▽滞在費が不足する者▽国家の安全に危害を及ぼすと認識された者。

 (9)五輪切符の購入は自動的なビザ供与とは関係せず。

 (10)パスポートの紛失は派出所に届けること。

 (11)伝染病を引き起こす可能性のある荷物などは検疫を受けること。

 (12)許可を得ない者は就業できない。

 (13)各種武器、弾薬、爆発物、偽造貨幣に加え、中国の政治、経済、文化、道徳に有害な印刷物、フィルム、録音、CDのほか、各種毒薬、ヘロインなど麻薬類、有害な動植物、疫病を広げる食品など−は持ち込めない。

 (14)入国の際、持ち込める食品には制限がある。

 (15)持ち込めるペットは1匹。犬と猫のみ。

 (16)外貨の持ち出しには制限がある。

 (17)出国にはパスポートなどが必要。

 (18)刑事案件の被告と司法機関から容疑者と認定された者、中国の法律に違反し未処理の者などは出国できない。終結していない民事訴訟当事者も同じ。

 (19)国家の秘密に及ぶ印刷物、録音、録画物など、貴重文物、絶滅にひんしている動植物などは持ち出せない。

 (20)滞在先を明確にし公安機関などに届けなくてはならない。外国人が中国人宅に泊まる場合、都市では24時間以内に、農村は72時間以内に届けること。

 (21)外国人宅に宿泊する場合も届けること。

 (22)衛生と文明性を保つため地下道、公共の場所などでの野宿を禁止。

 (23)臨時的に部屋を借りることが可能。公安機関での登記が必要。

 (24)交通ルールの順守。

 (25)中国で車などを運転する場合、中国政府発行の免許証が必要。

 (26)外国免許を持つ者は手続きし、臨時免許証で運転できる。

 (27)外国から車両を持ち込めるが関係規定手続きを経ること。

 (28)中国で車両を借りることが可。免許証が必要。

 (29)いかなる店も外国人を差別してはならない。

 (30)買い物やサービスを受けるとき、権利を侵害された場合は賠償を請求できる。和解または消費者保護協会の調停を受けたり提訴ができる。

 (31)ホテルやレストランなどで嘔吐(おうと)や下痢などの症状が出た場合、まず衛生監督部門に通報。工商行政管理部門に検査を要求することも可。

 (32)無許可で対外開放されていない場所に入れない。

 (33)団体旅行では必ず契約を結ぶこと。

 (34)旅行で権利を侵された場合、旅行管理部門に訴えることが可。

 (35)中国での娯楽施設とは、クラブ、ディスコ、カラオケ、バー、ゲームセンターなどである。

 (36)娯楽施設では午前2時から8時まで営業不可。

 (37)娯楽施設では、麻薬類販売または使用、脅迫や教唆、詐欺、賭博、色情行為などをしてはならない。

 (38)治療が必要なとき、外国人はいかなる医療機関にも行くことができ、費用は中国人と同じである。

 (39)一般的な薬は薬局で購入できる。

 (40)患者は自らの検査記録などをコピーできる。

 (41)医療事故の場合、民事的に争うことができる。衛生行政部門で調停を申請でき、提訴も可能。

 (42)五輪のロゴマークで商業活動してはならない。

 (43)商業活動した場合、商品、違法所得を没収し、違法所得の5倍以下の罰金を科すことができる。詐欺活動した場合、刑事責任を追及され損害賠償責任を負う。

 (44)ロゴマーク入りの商品を売るときには規定がある。

 (45)外国人は(パスポートなど)関係証明を携帯すべし。公安関係者はパスポートとその他の証明書を調べることができる。

 (46)五輪の入場券は譲渡できるが、北京五輪組織委員会の承認が必要。

 (47)会場での侮辱的なスローガン、横断幕の展示を禁止。宗教、政治、人種的スローガンを掲げてはならない。

 (48)体育の大会など群衆の集まる場所で、▽強引に入場する行為▽花火や爆竹などを放つ▽侮辱性スローガンを展示▽審判や選手、関係職務員を包囲、攻撃する行為▽物を投げる行為−などは禁止。

 (49)財産を紛失した場合は派出所に届けること。

 (50)泥酔者に対し、公安機関は保護的措置を講じる。

 (51)麻薬類の提供、使用、販売は禁止されている。

 (52)銃や弓、ナイフなどの所持はできず、刑事責任を追及される。

 (53)色情的演技、売春、買春、物品などを使った色情映像などの展示、組織的な放映行為、多人数色情行為は禁止。

 (54)無線ステーションの設置は許可が必要。

 (55)集会、デモは公安機関への申請が必要。扇動、違法集会、制止をきかないなどの行為は処罰される。

 (56)公共の場で、中国国旗を故意に焼却、汚す、踏むなど侮辱行為は刑事責任を追及する。

 (57)外国人記者は、「五輪および準備期間中の外国人記者取材規定」など関係法、規定を順守すべし。

以上くれぐれもご注意召されんことを。


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大連絶景ゴルフ場画像

2008年07月29日 21:47

誕生日にせめてもの贈り物にと大連のゴルフ場の絶景をプレゼントされた。素人が撮った写真にしては非常に素晴らしい出来映えであると感心している。早速小ブログに掲載して大連のゴルフ場の素晴らしさを誇りたいと思った。
旅順ウエストパークGC

大連をはじめ遼寧省の地形は、山あり谷あり海ありと地形の変化に富んでいる。バスの長旅に於いても車窓からの眺めは人の目を飽きさせない。ゴルフコース設計家が見れば幾つもの構想がひらめく筈、僕だってここにこんなコースを作ればなどと妄想に耽ったりしてしまう。
金石灘GC

こんな綺麗なコースの写真を撮る美的感覚というか適度なアングルを僕は探すことができない。多分ラウンド中に心にゆとりがないから撮れないんだと思う。凡人は目の前のコースそのものしか撮ろうという発想が浮かばない。ある意味ゴルフというのは周りが見えてこそプレーに集中できるのではないか、そんな風に感じた次第である。

金石灘GC7番名物ショートH

どうか中国の南の地方にお住まいのゴルファーの皆さん、是非遼寧省のゴルフ場をお訪ね下さい。きっと思い出深いラウンドになると思います。

金石灘18番ティー

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誕生日のプレゼント

2008年07月29日 12:58

今日は僕の誕生日。別にこの歳になって嬉しくもないがメデタイことには違いないだろう。2005年から僕のバイオリズムが最悪のグラフを描いてきたが、2008年後半に向けて上昇カーブを描きそうな気配と占いで出ている。それを信じて未来に希望を持ちたい。

1年で一番暑いこの時期に生まれた僕は暑さには強い。汗をかくことも苦にならないし、だいいちこの暑い時期のゴルフのスコアが一番良いところに裏付けされている。『夏男自己ベストに挑戦』これがこの夏のスローガンだ。

さてここ3年ほど愛用してきたキャディーバッグが壊れた。軽量のバッグでコンパクト、だからゴルフ場への道中、車を提供してくれる仲間には好評だった。誰も彼もプロのような大きくて派手な9インチバッグを持っているので、乗用車のトランクに4つ積むのには苦労する。僕のような軽量コンパクト型バッグなら、隙間に詰め込めるので重宝するのである。今まで隙間に詰め込むように乱暴に扱われてきたので寿命が短かったのだ。新しいバッグに買い換えるが今度はみんなが持っているような9インチのツアーモデルにする。

テーラーメードキャディーバッグ 08ツアーモデル

で、どんなのを買うか迷っている。ドライバーもアイアンもテーラーメードなのでブランドは決まり。後はカラーリング。勿論本物は高価だからおいそれとは持てないので、ジャーダショップでドンズバを探してみることにする。中国に居る強みか?

バッグにネームを刺繍すると非常に格好良い。友人の中にも刺繍を入れている奴が数人居るが、バッグだけ見るとどこのプロがゴルフに来ているんだろうと錯覚するぐらいだ。刺繍も入れてみたいがそんなサービス店は無いものか・・・

誰からもプレゼントは届きそうにないので、自分からのささやかな誕生日のプレゼントとしたい。

アイアンに収穫あり

2008年07月28日 12:01

昨日LOOK杯チャリティーコンペに出場してきた。このコンペは2人がペアになって戦うペアマッチの形式で行われ、大連最強?の野球チームパンダースの助っ人選手として、チームの看板を背負って優勝を請け負えとの要請に応える出場だったが・・・・

長興島GCは英国のリンクス風ゴルフコースで、文字通りリンクススタイルを忠実にデザイン設計されたコースだ。基本的にリンクスには水というハザードが無い。その代わりハザードではないが伸ばしっぱなしのブッシュが待ち構える。ひとたび打ち込むとボールを捜す苦労が付きまとう。またボールを捜す時間が掛かり、そのことで結局はプレーのリズムを乱してしまい当然スコアも乱す。

出だしのティーショットをいきなり引っ掛けのミス、前途多難を予感させる。なんでもない距離の短いミドルホールでダボ発進は非常に堪えた。意識しずぎなのかドライバーの引っ掛けが治らない。前半のハーフは信じられないスコアの乱れ方。リンクスのブッシュは我に返る暇すら与えてくれなかった。

後半も出だしから4ホール続けてミス。しかし5ホール目からようやく修正が効くようになった。要するに思い切りが足らなかったのが原因と分かる。ラフやブッシュへは打てないとう意識が体の回転を制限していたようだ。開き直りとはまさにこのことか、意識しないで思い切りぶっ叩くというスタイルで14番から全てパーオン。バーディーが一発も沈まなかったが全てパーで上がれたことは収穫。今後のこのコースでの自信に繋がる。

僕を選抜してくれた皆さんには期待を大きく裏切る結果となったラウンドだったが個人的には収穫があった。不調だったアイアンショットに巧妙が見えたことだ。ショートホールではミスなしの3Hでオンに成功。ミドルアイアンのセカンドショットも確実に芯で捉えてスピンの効いたボールでグリーンを捉えた。後はウェッジの距離感が戻れば闘うゴルフができるようになると思う。

現在使用しているアイアンはテーラーメードの300フォージド。このアイアンの日本モデルは日本製のヘッドを採用していて(確か三浦技研社製との記憶がある)、実にマイルドな打感でスピンの効いたボールが打てる。
golf-blo1.jpg

このモデルに変えるまではミズノの軟鉄鍛造アイアンを使い続けていたが、打感やスピン性能は300フォージドが勝っていると感じて変えることにした。変えた当初から捕まりが悪いので右に吹かせるショットが続いていたが、ここに来てやっとモノにできたようだ。軟鉄鍛造ヘッドはニューモデルがどんどん出るが、デザイン的な改良のみで基本性能は進化することはないと思う。当分はこの古いモデルを使い続けるつもりだ。

爽快な天気とイライラ

2008年07月24日 11:27

湿気の少ない大連独特の気持ちいい夏の好天が続いている。表を歩いていると確かに暑いが、いったん日陰に入るとやたらと涼しい。会社のオフィスもまだ一度もクーラーを使ったことがない。というかポロシャツ1枚だと午前中はちょっと冷えを感じるぐらいだ。

窓から見える花壇に咲いたバラ(草刈しないと・・・)
hana.jpg

快適な北国の夏を過ごしてはいるが、仕事の方はというと快適どころか不快指数100%に到達する勢いだ。このところミスを連発している現場のワーカー達、書類作成を受け持つパソコンのオペレーター達、彼女らの反省する意識の無さ、危機回避意識の無さを見るにつけ、先行き不安が僕の脳裏を占領して離さない。“会社に行きたくない”そんな朝だってあるから登校拒否の学童の気持ちが分かる気がする。

自分なりに今まで起こったミスに対する分析と打開策を講じてはいる。そんなことはここ10年以上中国と関わって学習してきたことだが、現場に入るということは今までの机上の空論では済まされない切迫したものがある。

会社的にはある種の決まりきった指導要綱のようなものが存在して、仕事に対する取り組み方であるとか、丁寧に物を扱う等という常識的な理論を展開して、半ば押し付けていう事を聞かせる的な指導になる。 が、正直な話、ぶっちゃけて言うと極論はローカル社員そのものの日ごろの生活習慣、或いはモノや命の大切さや行いそのものも善悪について根本から正さねばならないと思う。しかし
万里の長城に象徴されるように気の長い作業になることは間違いない。
正直、正直な本音を言うと「今更なぁ〜・・・」である。


しかし話は変わるが突然の停電が続いている。事前に何曜日と何曜日に停電の可能性があるとだけ通知してくる。普通は何曜日の何時から何時というように、しっかり時間まで決めて行うのが常識。特に工場が立ち並ぶ工業区に対して通告なしに等しい突然の送電停止は常識的に理解できない。

停電の理由はオリンピック会場である北京の十分な電力確保とやら・・・ 

この前など電話も止まってしまった。これもオリンピックの為かと聞くと、どうやら泥棒が電話線をぶち切って持ち逃げしたようだ。銅線でできた電話線は普通の屑鉄よりも高く捌けるそうだ。500mぐらいの区間の電話線をごっそり持って行ったそうだ。復旧まで丸1日かかったと言うから近隣の工業区内の会社は大きな損害を被ったであろう。僕だって送ろうと準備していた書類や画像が送れなくなってしまって苦情を受けた。

苦情に対する言い訳に正直に泥棒に電話線をと言うべきか?そんなこと言うとまた笑いのネタにされそうなので適当な理由探しに困った。

この電話線泥棒被害、実は今回で3度目である。 電信局曰く、対策は無いそうだ・・・

糞ころがし

2008年07月23日 12:06

最近マンションの外を取り囲むように車が駐車している。地下駐車場が満車で駐車スペースがなくなり、マンションを取り囲むように駐車スペースを作ったようだ。それだけマイカー率が高くなった証拠か、しかし高級車が多い。

中国では見慣れた光景だが実に大雑把に好きなように車を止めている。ラインが引かれたスペースなど殆どの車が無視、稀にきちんと止めてある車があるとその車の方が悪い止め方に見えるから不思議だ。

こんな光景を目にするたびに日本人の律儀さを思い出し里心をくすぐられる。

◇◇◇◇◇◇◇◇↓これが日本人的駐車の仕方↓◇◇◇◇◇◇◇◇

car01.gif

白線が引かれた駐車場、殆どの車がそのスペースの真ん中にきちんと駐車する。しかも自動車学校で習った通り、切り替えしてバックからそのスペースに収める。「車庫入れ」テクニックは日本人誰もが完璧に備えている技のひとつだと思う。

◇◇◇◇◇◇◇◇↓そしてこれがマンション1階の現状↓◇◇◇◇◇◇◇◇
car02.gif

殆どの車がフロントから突っ込んで止める。前から狭いスペースに放り込もうとしても、車の構造上うまくは行かない、というか無理である。

そして予期せぬ出来事が・・・・

上の図の一番右のブルーの車、この車はバックから真っ直ぐにきちんと止めてある優秀な車である。
珍しい人もいるものだと変な感心をしていたところ、ちょうどこの車の真ん前を横切ろうとした瞬間、

・・・・・・・・・・・・・車が動いた・・・・・・・・・・・

車から50cmと離れていない場所を通行中の僕は、強烈ではなかったにせよ車と接触した。ドライバーは直ぐ気付いて止まったが、当った瞬間、僕とドライバーは確かに目が合っていた。

「おい、気をつけろ!」

「対不起」 窓を開けて謝るドライバー。

普通は降りてきて謝るだろうが怪我させていないという確信があったのか、血相を変えて睨み付ける僕を無視して走り去った。

前を見ないで発進する車にも気をつけなければならないのが現状か・・・ 

別に復讐するつもりはないのだが、その車が止まっているのを見るたびに、その辺に転がってる犬の糞を車のタイヤの下にそ〜っと足で運んでいる。

僕は糞転がし?

降りる人が先ですよ

2008年07月22日 14:51

自宅マンションのエレベーターは4基あるが1基はいつも止まっているので実質3基しか動いていない。最近入居者が増えたせいかエレベーターが中々来ない。タイミングを逸すると5分以上待つこととなる。

しかし高価なマンションがこうも売れ入居者が後を絶たないとは中国経済の凄さには恐れ入る。特にうちのマンションには若い夫婦が多い。30歳前後のホワイトカラーのサラリーマンだろうが日本円で2000万以上する物件を勤続10年も経ってない人が買える道理がわからない。金持ち両親の恩恵を受けているのか、またはそれだけ自ら稼ぎがあるのか、はたまた何かボロ儲けの口を掴んでいるのか・・・つい下世話な想像をしてしまう。

そんなことを考えていると自分の過去を振り返ったりする。30歳で無理して家を買ったが、いきなり景気が悪くなり、食うや食わずでローンを返済した苦労の記憶が蘇る。余裕綽々といった表情のそんな若夫婦を見るたび、その不思議さと自らの過去に対するやり切れない悔恨の念がこみ上げて来る。

っとまあ朝からエレベーターを待つたった5分の間に、いやに深刻に悩んでしまうのは病的としか言いようがない。


1階に着くとフロアで待つ人達が一斉に乗り込んで来て僕を下ろしてくれない・・・

「降りる人が先ですよ」幼稚園の園児に諭すように呟きながら人を掻き分けてエレベーターを降りる。
毎朝決まりきったこの光景・・・ これも病気の原因のひとつに間違いない。

丹東五龍ゴルフクラブ

2008年07月21日 12:56

遼寧省も案外広い。北朝鮮とも国境を接している。国境は吉林省だけだと思っていたんだがそうではなかった。

その国境の町「丹東」にリゾートゴルフ場がある。今回はそこへ仲間数人と泊りがけでゴルフに行ってきた。ひとつ川を隔てて向こう岸は北朝鮮、護岸工事の車両や作業に携わっている人達が見える。オンボロの重機を使っているんだろうと想像していたが、どっこい“ヒュンダイ”のピカピカ車両が輝いていた。

丹東には北朝鮮から出稼ぎに来れるいわゆる特区に指定された工業区が存在するそうな。できれば見学してみたいものだが今回はゴルフに来たのだからゴルフに集中すべきと思いとどまった。というか、外国人は入れてくれないんじゃないか???多分。

【丹東五龍国際ゴルフクラブ】

アメリカの星条旗がひるがえっている所を見るとどうやらアメリカ資本が入っているようだ。コース設計を手がけたのは日本人の梅山昌章氏である。

綺麗なゴルフ場と紹介するのが一番適当かと思う。芝の状態も頗る良い。アウトはアップダウンのある山麓コース、距離はないが打ち上げ打ち下ろしの距離感が掴みにくい上に、グリーンが砲台にできたホールが多い。

インは比較的フラットだがドッグレッグが多くフェアウェイも狭い。インのスコアがイマイチだったが面白いのはインの方だと思う。

インの1番、軽い打ち上げのロングホール
in-1.jpg

イン15番左が池、ティーショットの落とし所にバンカーが待っている
in-15.jpg

コース内のクラブハウスに宿泊する。
宿泊は1泊240元。差し支えなければ2人で部屋をシュアすれば半額で済む。

パスポートを携帯せずに出掛けた馬鹿者が約2名、あきれた日本人だとフロントの小姐から冷ややかな眼差しを向けられていた。しかし何とか頼み込んで宿泊できた。総経理さんのご配慮に感謝したい。

プレー代は1R・520元(週末) 3年間の期限付き(ラウンド21回以内)のメンバーシップが2600元で販売されている。ラウンドが180元にディスカウントされる。これ絶対お得。但し、21回ラウンドができる確信のある方に限られる。なにせ大連から車で約4時間〜4時間半。往復8時間から9時間の道のりを通わなければならない。

五龍ゴルフクラブホームページ

帰り道、運転手が昨晩の食事時に丹東名産の貝を食べたそうな。それが当って酷い下痢。辛そうな表情ながら最後まで頑張ってくれた。特にトイレに駆け込んで出てきてからは最高速度を更新、ぶっ飛ばして大連まで帰ってくれた。お見舞いと共にお礼を申し上げる。


インド爺さんの旅

2008年07月17日 23:52

久しぶりに上海に行ってきた。上海の仲間とのゴルフコンペに、会社には内緒にして土曜の飛行機でいそいそと出かけたのである。しかし上海は猛烈に暑い。脳みそが溶けて耳から出てきそうになる。いや本当に耳の穴から出ていたかも知れない。その証拠に耳垢が凄かった。

バスに乗り込んで市内へ向かう途中、クーラーは効いているがなにやら気分が優れない。軽い頭痛がしてきた。そうだ空気がやたらに汚れているそのせいなんだと、隣に座った女性の鼻の穴からはみ出した鼻毛を見て思い出した。空気の悪いところでいると人間は鼻毛が伸びやすいのは道理、人間の生命力というものを実感する。鼻毛の出ている女性が他にも居ないか探しかけたが趣味が悪いと自制した。

しばらく走ると物凄い渋滞。やっぱりリニアで龍陽路駅(リニアの終点)まで出たらよかったと後悔するも時既に遅し。

渋滞で動かないバスの中、考え事をするしかすることがない。ボケーっと思いに耽っていると、バスというキーワードである出来事を思い出していた。

それは今年のGW、上海でゴルフを楽しんで大連に引き返す朝の出来事だ。

浦東空港は新しいターミナルが完成して営業を始めていた。馬鹿デカい空港になったものだ。営業を開始したころ案内板が不整備で、自分の乗る航空会社がどっちのターミナルだかわからなかった。旧ターミナルでタクシーを降りるとそことは逆で新しい方のターミナルであることを知る。不親切な空港だと腹が立ったが仕方ない、向こうへ行かなければならないが歩いては行けそうにもない。

するとそれと察したトランシーバー片手の係員が、移動用のバスを用意していると僕に告げた。係員の指差すそこには小型のバスが、ターミナルを間違えた乗客を次々と乗せ始めている。

その乗客の先頭付近に一目で外国人と分かる爺さん2人が居るのが見えた。肌の色から察して、明らかにインド系の人だ。そのインド爺さんコンビ、大きな荷物を携えている。バスに持って乗るのが重いと見えて、運転手にバスのトランクに乗せて欲しいと頼んでいる。何とか話が通じたのだろう、運転手が降りてきてバスのトランクを開けようとしたが、既にバスの中は乗客でいっぱい、爺さん2人が乗れそうになくなってしまった。

運転手は手を横に振り、無理だあんたらは乗れないと告げ、さっさとドアを閉めて走り出した。跡に残されたインド爺さん二人、頭にきたのだろう何事か叫んでいる。

次のバスが直ぐに来た。今度はインド爺さんたちが列の先頭だ。またもや運転手に荷物をトランクに入れて欲しいと頼んでいる。だが英語だから運転手に中々通じない。ジェスチャーを交えて必死で懇願、すると運転手が理解したのか降りてきて積み込もうとしたものの、ここは中国の空港。当然のように割り込んでくる人・人・人・・・・・

またバスは直ぐに満員に・・・・またしてもインド爺さん達はバス乗り場に置き去りにされた。

そして次のバスが入ってきた。今度は絶対に乗ってやると意気込んでいるのが伝わってきた。ドアが開く、荷物を持ち上げようとする爺さん達、動きが遅いのでその瞬間にも割り込んでバスに乗り込む人・人・また人・・・・

“儀を見てせざるは勇なきなり” 思いあまって爺さん達を助けてあげることにした。

爺さん達の大きな荷物を二つ、バスに乗り込んで直ぐの荷物置き場に載せ、割り込んで乗り込もうとする輩を遮り、爺さん達二人をバスに引っ張り込むようにして乗せた。バスが発車して爺さん達は嬉しそうに僕にお礼を言った。

「アーユーチャイニーズ?」  「ノー、ジャパニーズ」
親指を立てウインクをよこした爺さん達が僕に何を言いたかったか分かったような気がした。

“儀を見てせざるは勇なきなり” これは論語、孔子の有名な言葉である。論語に学び孔子の言葉が息づいているのは中国ではなくて実は日本なのだ。 窓の外を眺めながらそんな出来事を思い出していた。

ふと横の女性の動きが気になって振り返る。うとうと気持ちよさそうに眠っているその女性の、両の鼻の穴からしっかりと鼻毛が出ている。

毛抜きで摘んで引っこ抜いてやろうか、そう考えた瞬間、僕は耐え切れず吹き出していた。女性が気付いて目を覚ました。